2017/07/31 S-train初乗車

先週、東武東上線TJライナーに乗車してきましたが、ならばこれも乗っておかなくては…という謎の使命感から、西武線S-trainに乗車してきました。

23日に所沢ワルツのトークショーに行った際に帰りに乗るつもりでいたものの、時間が合わず乗れなかったので、そのリベンジでもあります。

23日に乗ろうとした際は、日曜日ですので土休日パターンでの運行でしたが、31日は平日ですので運行パターンが違います。

これもTJライナーのとき同様、私が書かなくても云わずと知れた基本情報ですが、S-trainは平日は所沢~有楽町線豊洲、土休日はみなとみらい線元町・中華街西武秩父を基本として運転されており、走る区間、時間帯がダイヤによって違います。

平日は、いわゆる通勤ライナー。土休日は、横浜から秩父までの特急。というようなイメージがわかりやすいですね。

今回は、いわゆる通勤ライナーとして走るS-trainに乗車してきました。
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通勤ライナーというイメージでも、車両がまだ2編成しかないので、運用には非常に制約があります。

そのため、朝の所沢→豊洲は6時台の1本のみ。
夕方の豊洲→所沢は豊洲発が17:00 20:00 23:00の3時間間隔で3本の運転となっており、東上線TJライナーのように30分間隔の“時間を合わせなくてもいつでも乗れるという列車”、というわけにはまだいきません。特に17:00は帰宅には少し早いですし、23:00は帰宅ラッシュは過ぎていますし、運用に制約があるので仕方ないことですが、ダイヤ設定の面でもまだまだ改善、検討の余地はあるのかなというところです。
※所沢→豊洲は夕方から夜にかけても3本運転があります※


長々書いてしまいましたが、豊洲17:00→所沢18:00のS-train101号に乗車してきましたので、記事にしたいと思います。


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S-trainは座席指定制です。
そのため、乗車前に専用の発券機で切符を買う必要があります。 

座席指定券なしで乗車してしまうと、通常料金にプラス200円がかかってしまいますので注意。
これはJRのグリーン車と同じような制度ですね。
写真は豊洲駅S-train専用の発券機です。 

画面では乗車する号車を1~10号車までそれぞれタッチして選ぶことができ、号車を選択すると自動的に席が指定されます。
ただ、窓側、通路側の選択ボタンがありませんし、指定された席がどの辺りなのかがわかる座席表の掲示があるわけでもないので、それは少し微妙でした。
私は念のため、一度キャンセルを押してからスマホ西武鉄道のホームページを開いて座席表を確認しました。
空いているときは自動的に窓側から埋めてくようにはなってるとは思いますが、指定された席が窓側なのか通路側なのかの画面への表示もありませんでしたので、せめて壁に座席表くらいは貼っておいた方がいいかなぁなんて思いました。

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この券売機の設置場所がわかりづらかったです。
乗車位置案内にB2階に設置と書かれていて、迷いつつ探しました。初見にはちょっと難しかったです。
スペースがないのかもしれませんが、やはりホーム上にあった方が、たまたまS-trainを見かけて乗車してみようと思う人を取り込めたりすると思うのですが…

豊洲駅以外でも、乗降の位置は各車両1箇所のみです。
1号車のみ先頭のドアで、それ以外は各車両一番後ろのドア。


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てっきり新木場から回送で来るのかと思ってたんですが、池袋方向から所沢表示で入線してきました。


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4分前に同じ西武線小手指行きがありますが、ちょっとキーポイントになります。


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所沢行きの側面表示です。


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至るところにLCD表示機が設置されています。
ドア上に3台、通路に数メートル間隔で表裏(前後)に2台ずつ。
座席は東武TJライナーと大きな差はありません。
リクライニングの効かない、転換クロスシートです。


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S-train豊洲を出ると、有楽町線内は有楽町、飯田橋に停まります。いずれも乗車専用で降車は出来ません。

ちょっと面白いのは、自動アナウンスで例えば豊洲発車直後の場合、
「次は石神井公園に停まります。途中、有楽町と飯田橋にも停車しますが、乗車専用駅ですのでお降りになることは出来ません。」
文面があっているかはごめんなさい、定かではないですが、このような内容のアナウンスが流れます。
豊洲発車直後に「次は石神井公園」であるというアナウンスが流れるのは中々の違和感です。

中々の違和感ということで、同じようなことをもうひとつ書いておくと、
S-trainは、直通先の東京メトロ線内、東急線内においても自動アナウンスの声優さんは西武線の声優さんが担当しています。
同じような例としては、最近では東武鉄道の特急リバティが挙げられます。
余談にはなりますが一応書いておくと、東武特急リバティは東武線内の声優さん(ホリプロアナウンス室の女子鉄アナウンサー 久野知美さん)が、直通先の野岩鉄道線内、会津鉄道線内の自動アナウンスも東武線から引き続き担当しています。
探せばもっとあるのかもしれませんが、関東近県ではこのS-trainとリバティが最近の走りですね。


有楽町線内は先行する列車を追い越したりはしないので、通過運転こそしますが比較的ノロノロ運転で、停車する有楽町と飯田橋では2分程度停まり更に間隔を調整しているようでした。

結局、豊洲、有楽町、飯田橋の3駅に停車して、私の乗った号車には5人の乗車となりました。

座席定員的にはかなりの空気輸送になってしまってます…


小竹向原の手前で先行する小手指行きに追い付いてしまったために信号停止がかかりました。 
小竹向原は乗務員交代のために停車しますが、ドアは開きません。

西武線に入って、練馬では機器のシステム変更?みたいなことを言って停車し、何かしていたようです。こちらも停車はしますが、ドアは開きません。

複々線区間はかなりのスピードを出して走ります。ようやく本領発揮といった感じです。

高速運転もつかの間、練馬からあっという間に石神井公園に着きます。

石神井公園では、豊洲を4分前に発車していて、小竹向原で線路を塞いでいた各駅停車小手指行きに乗り換えられます。
ここでやっと先行電車を抜かしました。


次は大泉学園を通過し、保谷に停まります。
西武線はあまり詳しくないので知らなかったのですが、保谷は急行通過駅なんですね。
どういう経緯で保谷S-trainを停めるに至ったのでしょうか。
あくまでも通勤ライナー的要素のある列車なので、保谷~所沢までの各駅への乗り換えを考慮したのでしょうか。通過駅利用者のS-train利用促進といったところですかね。


保谷の次は終点所沢。
複々線区間が終わるとスピードも一気に落ちて、またノロノロ運転になってしまいました。
そのまま高速運転に戻ることはなく、所沢に着きました。

豊洲を4分前に出た各駅停車小手指行きは、S-trainの2分後に所沢に到着します。
結局、先行する電車を追い抜いたのは西武線に入ってからも含めて、豊洲を4分前に出た各駅停車小手指行きだけでした。
うーん、これは何とも言えない…

物凄く混雑している時間では無いので、物凄く空いているS-trainを求めてどれだけの人が乗るのかなと。


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終点所沢でも開くドアは他の駅と同様で、全てのドアを開けることはしませんでした。


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これ以上角度をつけられなかったのでイマイチですが、隣にライオンズトレインが来るという引きの良さ。
京急カラーとピンク色も見れました。地味に引きが良い。写真は撮れなかったけど。


所沢到着後は、折り返し18:20発Strain106号となりますが、一度引き上げられます。


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スマイルトレインとの並び。
スマイルトレインも出たときは車内LCD表示なんかはかなり新しいと思ったものですが、最新のS-trainと比べてしまうと敵いませんよね。
メトロ10000系やJR山手線、中央線なんかも最近乗ると、LCDがアナログテレビの画面のように見えてしまい、S-trainのような最新のLCD表示はすごいなぁと感心してしまいます。

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流石に折り返しの豊洲行きには乗らずに、帰りは快速、各駅停車、通勤急行を乗り継いで都内に戻りました。
リクライニングしないシートでまた1時間乗るなら、普通の列車でも変わらないかなぁなんて思ってしまいまして。


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こちらが座席指定券です。
東京メトロの切符ってことは、西武線発や東急線発のときは券紙が違うんですかね。
東京メトロの領収書で、購入名目が列車指定券ってのも中々面白いですね。


比較しがちですが、先駆けの東武東上線TJライナーは座席を指定しない着席整理券で池袋から20分走ったふじみ野から乗車券のみで乗れるようになり310円、S-trainは座席を指定して終点まで完全座席指定で510円。
S-trainの値段は妥当なところですね。


絶対に混まない。絶対に座れる。西武線内からの途中乗車が無い。
この3点がS-trainの大きなウリになるところですので、もっとPRして車両を増やし、本数も増やして利用しやすいダイヤ設定がされれば、またまだのびしろはあると思いますので今後に期待ですね。



※2017/09/06,2017/09/07 一部加筆