2017/09/10 急行秩父路8号初乗車

久しぶりの乗車記です!

陽もだいぶ短くなってきまして、18時過ぎでも結構暗いですね。

夕方にライナーに乗るのは、もうシーズンオフとなってしまいました。

 

9月10日、熊谷に行く用事がありまして、何か乗り鉄出来ないかなと前日に少し模索。

 

・特急草津

・新幹線、あさま、MAXたにがわ

高崎線グリーン車

・急行秩父路号

 

熊谷に絡む乗り鉄要素のある列車はSL以外ではこれくらい。

 

・特急草津651系乗りたい。途中駅から乗って自由席に座れるの?

・新幹線→速さが武器。MAXも引退するので乗りたいけど、1階席は車窓が防音壁、2階席はリクライニングシートじゃない…。

高崎線グリーン車→えっ…、特急草津の自由席料金より高いじゃない…(汗;;

・急行秩父路号→乗ったことがないので乗りたい。どの区間乗っても均一料金なので、短距離の乗車は少し損な気がする…。

 

メリット、デメリットみたいなことを書き連ねてみました。

 

結論から申し上げますと、

特急草津→自由席が空いてなかった時悲惨なので却下。

新幹線→時間が微妙だったのと、MAXのデメリット部分が引っかかり却下。

高崎線グリーン車→特急より高いので即却下。

以上の事から、

急行秩父路号→少し損に感じるが、リーズナブルな価格で乗ったことがない。というのが決め手となり、これに乗車することに。

 

長ったらしい前置きは以上で、お待たせしました、以下から乗車記です。

 

 

今回、急行秩父路号には、8号の熊谷→羽生の区間で乗車してきました。

急行列車は有料列車で、乗車券のほかに急行券が必要です。

大人200円、小人100円の全区間均一料金となっています。

急行券は自動券売機では買えず、駅の窓口に声をかけて購入します。

秩父鉄道ではPASMOSUICAといったICカードの類は使用できませんので、乗車券(きっぷ)の購入も必要ですので、窓口で同時に購入できます。(※自動券売機もあります)

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秩父鉄道ではまだ硬券が使われており、急行券、乗車券共に硬券でした。

乗車券は自動券売機で買うと、いわゆる普通の切符が出てきますので2種類あるということになりますね。

急行券を買わなくても、乗車券を硬券で出して欲しい場合は窓口に声をかければ対応してくれるようです。

急行券ですが、非常にシンプルな券面ですね。

たまに、券面が普段と違う急行券が発売されることがあるようです。

 

 

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特に意識はしていませんでしたが、やって来たのは茶色のリバイバル塗装車でした。

こういう引きはTJライナーの時同様、すこぶるイイですね。

我ながら少し驚きます。

 

急行列車は全てのドアが開きますが、ホーム上での駅員さんによる検札、ワンマン運転ですので車内での検札もありません。

発車直前に「この電車は有料列車です」といったアナウンスがあると、急行券を持っていないで乗ってしまった人が慌てて降りる一面も。

慌てて降りたところで、車内検札も無いですし、降りないような人が居たらどうなんだろう…なんて思ったりもするところではあります。

その理由は下車時にわかることになるのですが。

 

熊谷でそれなりに乗客が降りたので、熊谷からは1両に5人~多くても10人程度の乗車でした。

この秩父路8号の前に、熊谷を6分早くでる各駅停車があり、終点の羽生には秩父路よりも2分早くきます。

 

さて乗車して、席は車両中央部の大きな窓がある席を確保。f:id:JBUS2017:20170914225326j:plain

座席はクロスシートですが、ボックス型に固定されており、転換させることは出来ません。リクライニングは少しだけ出来ます。

これは乗るまで知りませんでしたが、こんな列車他にはなかなか聞いたことがないように思います。f:id:JBUS2017:20170914225352j:plain

車両中央部の異様に窓が大きい、窓配置がおかしい箇所は、種車である西武新101系から改造した際に、片側3扉から2扉に扉を減らした真ん中の扉があった箇所になります。

ここだけ、扉を埋めて窓を新設した関係で他と見た目が違います。

 

車端部から見た車内の様子です。f:id:JBUS2017:20170914225652j:plain

 

熊谷を出ると、行田市、終点羽生に停まります。

交換待ち合わせでの停車はありませんでしたが、すべての通過駅は減速しての通過となり、ハイスピードで走っていても駅の度に停まりはしないんですが、一度減速してしまうのは惜しいですね。

以前、東武野田線で特急スカイツリートレインが走っていた際にも、急行運転開始前は設備の関係ですべての駅で一旦停車をしていたのを思い出しました。

 

羽生発着の急行は、土休日ダイヤでは上下3本。

羽生→三峰口2本 三峰口→羽生1本

羽生→影森1本  影森→羽生2本

という内訳です。

平日ダイヤでは上下1本のみで、羽生⇔影森での運転です。

 

殆どの便が熊谷を起点として走っています。

秩父を走る急行列車ですので、観光客向けかと思いきや日中の運転が殆どありません。

秩父路は、どちらかというと通勤ライナー要素の強い急行列車なんですね。

それを示すように、急行定期券なるものまで発売されています。

また、土休日ダイヤでは夜7時半ごろにすべての便の運転が終わりますが、平日ダイヤでは夜10時半ごろまで急行が走っていて、そのことが顕著に表れてると言えそうです。

 

 

列車は、加速→減速→加速→減速を繰り返しながら先行列車を抜くことなく、終点の羽生に到着しました。f:id:JBUS2017:20170914225448j:plain

 

車両前面には、【急行秩父路】と表示するLEDが設置されています。f:id:JBUS2017:20170914225838j:plain

 

側面にも設置されていますが、中間の2号車には無かったような気がします。

急行との表示は無く、行先のみが日本語表記なしで表示されています。f:id:JBUS2017:20170914230012j:plain

 

 

羽生の改札で『お客様は急行に乗車されましたか?』と聞かれましたので、急行到着時の改札口が急行券の検札を兼ねていたようです。

 

 

乗車時間は短かったですが、乗らなければ知らなかったこともあり新鮮で面白かったです。